さいきん商業登記で外国人が取締役になることがちょこちょこあります。
(といっても、商業登記に力をいれている事務所ではないので、今まではほとんどなく、経験豊富な人もいません😅)
日本人の場合と違って必要になるのが
●署名(サイン)証明書 ※印鑑証明書の代わり
●外国語でかかれている部分の翻訳文
です。
日本で印鑑証明書を取れる方(日本に住民票がある方)は、日本人のときと同じで印鑑証明でOKです。
そこで今回ちょっと困ったのが、バングラデシュ人の取締役の翻訳文!
ただでさえ外国人の登記経験ないのに、バングラデシュとは。。
文章は英語でかかれているので、翻訳は可能でした。
でも、どこの誰が認証した証明書なのかとか、大使館(なのか不明)の印影の部分まで翻訳をつけてくれといわれたので、これがちょっと大変。
何が大変かと言うと、書類の文字がつぶれているからです!(ToT)
ゴム印で押された、誰が証明したと書いてあるところは、一部文字がつぶれていて解読不能。印鑑はかすれていて文字読めず。
証明した大使館の外交官は、もちろんバングラデシュ人なので、その氏名もカタカナに訳す必要あり。
登記官もお手上げで、「とりあえずなんとか翻訳文つけてください!」とだけ言われちゃいました😆
とにかく判別不能な文字が多いのが難点。
で、結局どうしたかというと!!
①バングラデシュ大使館にTELして、潰れたゴム印と認証担当の外交官?の名前を聞くことに。(結果:失敗)
→日本語モードの3番を押してオペレーターに繋がるも、「ニホンゴ話せません!イチゼロゼロ!」といわれて切られました(笑)
どうやら内線番号のようなので、もう一度かけて100を押すも、コールのみで繋がらず、最終的に通話が切れました。
これを三回くらいやってダメだったので断念。そもそも日本語話せても通じないか教えてもらえない可能性もあるし。。
②ネットで調べまくった(結果:少しヒントを得る)
大使館HP、他の国の署名証明書の画像、読み取れる部分のアルファベットから成る大使館に関する単語をひたすら検索、バングラデシュの公用語であるベンガル語を検索…。
→全然出てこない!でもなんとか雰囲気的にどういうことを書いているかなどヒントを得て、外交官の氏名以外は訳しました。あってるか知らんけど(笑)
③適当にフリガナをふる(結果:無事登記完了!)
→氏名も印字がややつぶれてましたが、なんとか似たような名前をネットで探し、最終的にはわからないので適当にフリガナをふりました!!
英語をカタカナで書いてもそれが正解かなんてわからないし、個人名をどう読むかなんてもっと正解はないから、大体あっていればいいのだと思われます(笑)
なんだか大変でしたが、楽しかったです!
ちなみに他の法務局で少し前に外国人の役員登記しましたが、訳文ほとんどつけてないのに補正なくそのまま完了したんだよね。。なぜだ。。
こういうことがあると、英語勉強しよう!とか思いますよね。なかなかしないんですけど。
以上です😊