行政書士合格までに3年もかかってしまったからこそ、見えてきたものがあります。
- 独学で合格できる
- 教材は3冊のみで足りる(六法不要)
- 簡単ではないけどちゃんと勉強すれば誰でも合格できる(文章の読解力は必要!)
- ちゃんと勉強すれば半年で合格できる
ちなみに行政書士の勉強をはじめた頃の私の知識レベルは
「初学者が真面目に1ヶ月勉強した程度」
といったところでしょうか😅
司法書士試験をかじったことがあったので、法律用語を多少知っていて、テキストを読むのに抵抗がないくらいのイメージです。
環境的にはフルタイム勤務で、当時子供はまだいませんでした。
そんな私が3回目でやっと合格したわけですが、使ったテキストや勉強の開始時期、なぜ3年かかってしまったのかを、ざっくりまとめました(主にテキストについて書いています)。
3年目にたどり着いたのは、「独学でも教材は3冊で足りる」という結論です。
【1年目】
勉強開始:5月(試験の6ヶ月前)
結果:150点弱😵
不合格理由:勉強量少なすぎ
夫が購入した講義DVDが家にあったので、せっかくだしイメージが湧きにくい行政法だけ聴くことにしました。
2年くらい前のお古でしたが、内容に問題はありませんでした。
ただ、聴く必要もなかったかなぁというのが正直な感想です!
といいつつも、
法律をはじめて勉強する人、自分でテキストを読んで理解するのが苦手な人などは、1年くらい時間があるのであれば、まずは講義を聞くのが無難かと思います。
私のように理解しにくい科目だけ聞くというのもいいですし、1.5倍速~2倍速で聞けば時間も短縮できます。
もちろん講義を一切聴かなくても、文章の理解力さえあれば初学者でも合格できる試験だと思います!
どうしても理解できないことがあっても、予備校講師や受験生のブログなどネットにはたくさんの情報があります。
色々な角度からの説明を読むと理解が進んだりもしますし、実際私も行政法についてはネットで理解を深めた部分もあります。
ただし、ネットにはあいまいな表現や間違った内容も溢れていますので、最終的にはテキストや過去問で確認したほうがよいです。
※ヤフー知恵袋はけっこう危険。間違った回答を自信満々にしている方もいるのでご注意を!!
ちなみに私は、行政法のイメージをつかむためにマンガを読みました。講義よりこっちのほうが役に立ったかもしれません。
行政法は民法などと違って自分にほぼ関わりのないことなので、全くイメージがわかないし楽しくないんですよね。なので、ざっくりでもどういうものなのかを理解するにはオススメです😉
1年目の勉強量は、テキストと過去問を2周ほど流してやったくらい。
落ちて当然ですね😂
【2年目】
勉強開始:9月頃(試験の2ヶ月前)
結果:156点😣
不合格理由:スタート時期遅すぎ、勉強しなさすぎ。
使った教材は、TACの一発合格シリーズ(合格した年もおなじ)。
テキスト・過去問集・一問一答問題集の3冊を買いました。
一問一答はすぐに使わなくなりました。
というのも、テキストも理解し、過去問も全て理解していれば必要ないんですよね。
それにプラスでやるのもありですが、正直テキストと過去問が頭に入っていれば、余裕で合格ラインの6割超は取れます。
一問一答集のイメージと現実のギャップは以下のとおり。
①サクサク進められる感じがあって気分がいい!と思ったけど・・・
→「30問解いた!」と思っても、過去問でいうとたった6問程度ということに気づいてしまった。
②電車など移動中に勉強しやすい!持ち運びやすい!と思ったけど・・・
→全ての教材を持ち運びやすいように裁断していたので、移動中はテキストや判例を読み込んでいましたし(座れたときは過去問)、必要ない!
過去問とかぶっている問題も多いので、個人的には不要かなと思いました。とはいえ、好みもあるかと思います!
(夫は好きでよく買っていますが、ご存知の通り合格しておりませんw)
この年は珍しく補正措置があり、合格ラインが180点→166点に引き下げられたのですが、それでも10点足りませんでした。
【3年目(合格)】
勉強開始:8月後半(試験の2ヶ月半前)
結果:212点(択一178点、記述34点)で合格😆
合格理由:ひたすら厳選した教材を信じて、繰り返し解き&読みをくりかえした。(詳しくは別記事で)
2年目とおなじTACの「一発合格シリーズ」を使いました。
いろいろ立ち読みして、TAC出版は他とくらべて見た目の分量が少なく、読みやすい雰囲気だったので選びました。
使ったのは
「合格テキスト」
「過去&厳選問題集」
「判例集」
この3冊のみです。
ただし、現在このシリーズはなくなったようで、今使うのであれば下のものになるかと。
★2022年版おすすめ教材シリーズ★
「手広くやりすぎるな」とは良く言われますが、まさにほんとにその通り。
とにかくこの3冊をやりきれば合格できる!というのが私の実感です。
だって、6割とれば合格できるんですよ!
そんなに手広くいろんな問題に手を出すより、厳選された問題の精度をあげるほうが確実と考えました。
最終的に過去問は5周くらいはやりました。
(もちろん、完璧になった問題や選択肢は途中からどんどん消していきます。)
模範小六法も持っていたのですが、ほぼ使わず。
たしかに条文は大事です。条文が頭に入っていれば応用も利くし。
ただ、行政書士試験の合格のみを考え、時間を短縮したいのであれば、読み込んだり、持ち運ぶ必要は無いのかなと。
個人的には記述でもう少し取れるかと思ったのですが、民法の1問が全くわからず、点を落としました。
知識がある人にとっては簡単、一方では捨問といわれた問題でした👹
一問まるまるわからないのは気分的には悔しいですが、上記3冊に載っていない問題について考える必要は全くありません。そこを落としても余裕で6割以上取れるからです。
以上、勉強3年間のざっくりまとめでした!
読んでいただきありがとうございます😊