裁判所=とっつきにくい印象
この仕事をする前の私の印象です。
お堅いとか、冷たい感じ。
これは正解でもあり、不正解でもあります。
当たり前ですが、人による!
ひとつ電話で問い合わせをするにも、出る人によって全く対応が違う。
すごく感じのいい丁寧な方もいれば、
上から目線で、とてつもなく感じの悪い人もいます。
話の途中でガチャ切りする人もいます。
(日ごろ溜まったストレスをぶつけたいのでしょうか?)
信じられません。
とても優しい書記官の方に出会うことができました。
感じがよいだけでなく、こちらが質問する以上のことを答えてくれたり、
何より話し方が丁寧でわかりやすい。
サービス業や営業であれば当たり前のことかもしれません(当たり前にできてない方も多いです)が、ほんと、裁判所でこれは奇跡に近いといってもいいような対応でした。
※もちろん、今までも感じの良い方はたくさんいましたよ!
その中でも、より印象に残ったということです。
書記官の神対応
あまり詳細はお話できませんが、
先日申し立てた案件は、50万円位の財産があったため管財事件になりました。
通常だと裁判所に支払う費用(正確には、管財人に払う報酬)が30万円以上かかります。
「管財事件」とは
20万円を超える財産がある/裁判所が詳しい調査が必要と判断した場合/免責不許可事由がある場合 ほか、管財人が選任される正式な破産手続きのこと。(説明かなりはしょってます。)
管財事件にかかる費用(横浜地裁)
管財事件の引継予納金(=管財人の報酬。以下「予納金」という。)は弁護士申立だと20万円以上、司法書士申立だと30万円以上です。
※ちなみに本人が自分で申立すると50万円以上かかります!
(いつから運用がこうなったか不明ですが、4~5年前は司法書士でも20万円で、弁護士と同じでした。)
と、ここで今回の書記官がファインプレー!
「今回のケースは、管財事件といってもそこまで複雑なものではないので、
予納金が20万円にならないか裁判官に相談してみます!!」
神のお言葉!
私自身、横浜地裁での申立に数年ブランクがあったため、
この対応がよくあることなのかはわかりません。
が、裁判所にしてはとても柔軟でステキな対応だなと感じました。
結果的に予納金は20万円で済みました!
しかし、まだ問題が残っています。
この財産、実は保険の解約返戻金なのです。
なので、管財人が「お金に換えて金融業者に返金する」と判断してしまうと、
大事な保険が解約されてしまいます。
この先のお話は長くなるので、
また別の機会で~!